たかが本、されど本

本と本屋にまつわるエトセトラ。地方出版社勤務。ひそかに書店開業をめざし、こそこそ詮索中。

2016-01-01から1年間の記事一覧

30年後、古書店が高額な金を払ってでも仕入れたい本はあるか?

一日に出る新刊点数は約220点。ひと月に約6,600点、一年で約80,000点。これだけ新刊点数がありながら、ミリオンセラーと呼ばれる本は年に1、2冊である。しかも、そのミリオンセラーが良書かといわれると疑問符がつく。発行部数100万部を超えるヒット作は、…

本はどこにでもある

当たり前だが、本を読んだり見たりできる場所は本屋だけではない(購入以外で)。病院や美容室、銀行、カフェなど。主に、人が一時的に滞在するような場所に本はある。特に、週刊誌や雑誌など、定期刊行物が並んでいることが多い。本屋以外の本を置いている…

本は本屋で買うのが正しい

本は好きですか? 本を読みますか? 本屋に行きますか? 本屋は好きですか? いきなりの質問攻め、恐縮。 以前の私なら「本屋は好き、本は好きではない」と回答しただろう。今の私は「本屋も本も好き」だと言える。今も昔も場所としての「本屋」は、私にとっ…