30年後、古書店が高額な金を払ってでも仕入れたい本はあるか?
一日に出る新刊点数は約220点。ひと月に約6,600点、一年で約80,000点。これだけ新刊点数がありながら、ミリオンセラーと呼ばれる本は年に1、2冊である。しかも、そのミリオンセラーが良書かといわれると疑問符がつく。発行部数100万部を超えるヒット作は、やはり映像化やメディアの力によって生み出されることが多い。1年間で100万部を超える本より、10年、20年かけて版を重ね、到達した100万部の本の方が価値はあろう。いわゆる、時代を超えて読み継がれるロングセラーというやつだ。
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本は本屋で買うのが正しい
本は好きですか?
本を読みますか?
本屋に行きますか?
本屋は好きですか?
いきなりの質問攻め、恐縮。
以前の私なら「本屋は好き、本は好きではない」と回答しただろう。今の私は「本屋も本も好き」だと言える。今も昔も場所としての「本屋」は、私にとって何物にも代え難い。なぜか?理由は以下である。
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